私が気にする100の事象

気にしなければ始まらない。

本当に頭がよくなる1分間ノート術

『本当に頭がよくなる1分間ノート術』(石井貴士・著)の読書感想文です。 高専の図書館から借りてきました。

どんな本?

今回読んだ本はこちらです。

「1分間ノート術」の基本は、1ページを1秒で見返せるようにしておくことです。 そうすれば、1秒1ページとして、60ページを1分で見返すことができるようになります。 誰もが実践でき、情報のインプットを飛躍的にアップできる目からウロコのノウハウが満載。 受験や資格試験はもちろん、情報整理やメモ・手帳、目標達成など、 幅広いシーンで活用でき、まさに「人生を変える」最強メソッドと言えるでしょう。

感想

確かに、なるほど、そうだよね、という部分もありましたが、結構疑問に思うような点もありました。 あと、内容が少し薄くて、速読できました。僕は、普段本を読むのにすごく時間がかかります。(1冊1週間くらい。)ですので、これは僕にとって好都合でした。

「1ページ1秒」で見返せることを前提にノートを書く

復習するときのことを考えて、そこから逆算して、今ノートを取るのです。

僕は、ノートは本来、見返すためにあるものだと思っています。だからこれは正しいと思います。 後から見返しても意味がわからないノートは取る意味がないと思います。

ノートは「7ミリ間隔」の広いものを使おう

前の行と続いている文章であれ、1行空けて書きます。 前の行と別の文章になる場合、2行空けて次の文章を書きます。

ここでは、ゆったり書こう。みたいなことが書かれていました。 紙の無駄遣いだと思いますが、次に復習するときに、1秒で復習するときに、目にパッと入るためにはこれぐらいゆったり書かないとダメらしいです。

ちなみに僕は、もったいないと思いました。

ルーズリーフの「右側だけ」しか使ってはいけない

はあ?さすがにもったいないだろ??と思いました。

成績が上がらない方は、勉強するときに「もったいない」という言葉を使います。

はい。こんなことが書かれていました。 いや、それでも、さすがにもったいないなと思ってしまった僕はどうやら貧乏性なのかもしれないです。

なぜ、左側を空けておくのか?と言うと、いずれ切り取って、別のノートに貼ることができるようにしておくべきです。

なるほど、ノートを切り貼りするのか…と思いました。 僕はそんなこと考えたこともなかったので、なるほど、と思いました。 ただ、ノートに紙を貼ると、異常に分厚くなって管理しにくくなりそうなので、ノートを切り貼りするのはあまり納得できないです。 スクラップブックなら紙を貼るためのスペースがありますが、普通のノートにはないですね。 そうすると、ノートの厚みが2倍になるのです。 だから、ノートの切り貼りはあまり避けたいです。

というか、そういうことするなら、EvernoteとかOneNoteを使えばいいのでは?と思いました。 授業でノートを取り、写真を撮って、Evernoteに貼り付ける。 そんなことを思いながら、読み進めました。

パソコン、スマートフォンをノート代わりにしてはいけない

先生から言われたときに、目の前で直接ノートパソコンにたたいてメモを取る人がいます。 それだと、話している先生に対して失礼ですし、キーをたたく音が、ほかの生徒の迷惑になります。

ここで、「EvernoteとかOneNoteを使えばいいのでは?」という発想は否定されます。

うーん、理由が欲しいですね。なぜ、ノートにメモを取るのはいいのに、ノートパソコンにメモを取るのは失礼なのか、気になります。 僕は、キーボードの音好きですが、嫌いな人もいるかもしれないですね。 でも、鉛筆のカツカツ音が嫌いな人もいるかもしれないので、そういう意味では、「ほかの生徒の迷惑になる」っていうのは違うのではないでしょうか、と思いました。 まあ、時代の違いですかね。

パソコンで文字を打っていたら、その生徒がどのレベルの理解力なのかが、先生にはわかりません。 ノートのまとめ方を見て、「この生徒は理解しているな」と、先生は判断するのです。

なるほど。一理ある。

最悪なのは、先生から言われていることをスマートフォンにメモしている生徒です。 「スマートフォンをいじって、ゲームでもしているのではないか」 と先生から疑われる可能性が出てきています。

そんなの、ノートでメモを取っても「ノートに落書きでもしているのではないか」とかいくらでも言えますね。やっぱり、著者はデジタルが嫌いで、アナログが好きなのかもしれないですね。デジタルをあまり信頼していないようです。

ノートに何を書くかはゼロ秒で決断しよう

面白いですね。「ノートに何を書くかをゼロ秒で決断する」ということは、「決断せずにノートに何か書いている」っていうことですよね。

板書は二の次。ノートを取ることよりも先生の話に集中しよう

これは、わかります、本当にそう思います。たまに、板書せずに大事なところを口頭で言う先生がいるので、先生の話はちゃんと聞いたほうがいいと思います。

「ノートの清書は一生しない」と決める

これも、共感できます。二度手間で時間がもったいないと思います。 ノートの清書はやったことがある人なので、あまり意味ないと割と自信を持って言えます。

自分だけがわかるノートを取れば、それでいいのです。 「織田信長比叡山を焼き討ちした」というのを、「ダノブ、ひぇー!」と書いても、あなたの自由なのです。

ほう?それじゃあ、

パソコンで文字を打っていたら、その生徒がどのレベルの理解力なのかが、先生にはわかりません。 ノートのまとめ方を見て、「この生徒は理解しているな」と、先生は判断するのです。

って書いてあったけど、「ダノブ、ひぇー!」と書かれたノートを見ても、「この生徒は理解しているな」と、先生は判断できなくね?と思いました。

あと、この本に最初に、

最強のノートとは、「記憶喪失になったとしても、そのノートを見るだけで、あなたが復活して大成功できる」、そんなノートです。

って書いてあったけど、「ダノブ、ひぇー!」と書かれたノートだと、「記憶喪失になったら、そのノートを見ても、復活できなくね?」と思いました。

他にも色々、ツッコミたいところはありますが、まあ、屁理屈な気がしたので、ここで思い留めておきます。(結構、書いちゃったけど)

まとめ

どちらかいうと、この本は天才向けの本のようで、僕みたいに天才じゃない人は読んでも意味がないようです。 気になるなら、読んでみてもいいかもしれませんが、私はおすすめしませんし、後悔しても知りません。

読んだ後でAmazon見たら、評判が悪かったので、不満だったのは僕だけじゃないっぽいですね。 ちょっと不評を書くのは気が引けたのですが、これを見て少し安心しました。(安心するな)

書籍情報

題名 本当に頭がよくなる1分間ノート術
著者 石井貴士
出版社 SBクリエイティブ
出版日 2014年7月2日
ISBN-13 978-4797377309