私の人工言語12021
この記事は語学・言語学・言語創作 Advent Calendar 2021の1日目です。
こんにちは、skytomoです。 私がどういう人で認識されているかあまりわかりませんが、ロジバンが好きな人です。 Twitterランドに生息するフォロワーさんは私が言語製作をしているところをあまり見たことがないかもしれません。 そこで今回は自分が作っている言語を列挙します。
自分が作っている言語一覧
イプシロン先住民語
イプシロン先住民語はアルビス世界で使われる言語です。よりリアルな自然言語を模倣した人工言語になります。 色々あって、進捗はありません。
また資料もあることにはあるのですが、今のところはまだ非公開情報だし、未熟な設定が多く見られ見直すべき点がたくさんあるため、今回は特に紹介できません。
22(国際補助語)
22は22世紀に使われることを目指した国際補助語です。 それを目標にしているわけではありませんが、今の調子でいくと、ロジバンとトキポナを足して2で割った感じの言語になりそうです。 進捗はまずまずといったところでしょう。
この言語の大まかな方向性は以下の通りです。 より詳細な情報はRFC 5を参照してください。
今のところ、以下のピラミッドのようにいくつかの層に分けて言語を考えています。 より詳細な情報はRFC 4を参照してください。
音素については以下のようになっています。 (文字と発音記号(IPA)が違う場合は隣に[ ]で表記しています。)
- 母音は6つあって、aとeとiとoとuと- [ə]があります。
- 子音はいくつかあって、b, c [ʃ], d, f, g, h, j [ʒ], k, l, m, n, p, r, s, t, v, w, x, y [j], zがあります。
音素配列については以下のようになっています。
- 子音や母音が連続することはありません。
今のところ決まっている品詞は名詞と動詞だけです。 (順次追加予定です。) 品詞は語末を見れば区別がつくように設計する予定です。 動詞は語末がi、名詞は語末がoとなります。 例えば「mapebo」は「りんご」という名詞です。 そして「li」は「それは~である」という動詞です。 つまり、「li mapebo」は「それはりんごである」という文になります。
合成語が簡単に作れます。 「rexuno」は赤、「libuko」は本を意味する単語ですが、「rexun-libuko」で赤い本を意味することができます。 語末をoから- [ə]に変えることで、合成語を作ることができます。
公式サイトはここにありますが、あまり細かいことは書かれていません。 単語生成プログラムはここにありますが、開発段階で仕様がコロコロ変わる可能性があります。 まだまだ発展途上な言語です。 とはいえ、単語生成や語彙選定の仕組みはちゃんと文書化をします。 興味のある方はDiscordサーバがあるので、そこで細かい話が聞けるし気軽に参加もできます。 この言語は今後も力を入れて作りたいと思っています。
120210823
120210823は22を作っているときに発狂しそうになって、息抜きに作り始めた言語です。 西暦2021年8月23日に作り始めたから120210823です。 なぜ12021かというと人類紀元を作者が好んでいるからです。 自分の好き勝手できない言語を作っていると発狂しそうになるので、 もう一つ自分の好き勝手できる言語を作ることで均衡を取っているのです。
こんな感じです。 とても好き勝手にやってます。 一人一つはこういう言語を作るべき(過激)。
タスクの重要度
タスクの重要度としてはこんな感じです。
22(国際補助語) > イプシロン先住民語 > 120210823
とはいえ、私はいろいろなことに手を出しているので、 他の方々より製作が遅いと思います。 サボっているんじゃないかと思っている人もいるでしょうが、 飽きることが言語製作の一番の大敵なので、 ゆっくり確実に作っていきたいと思っています。
言語名に数字ばかりつける変な人ですが、来年もよろしくお願いします。 それでは30日ほど早いですが、いい年を!