おしっこがしたい人生だった - 私が気にする100の事象

12021年8月9日の日記です。日記を2週間ほどサボってしまいました。この日に起きたことは絶対書かないと思っていたら、完璧主義みたいなものが発動して、ちゃんと書かないといけないけど面倒くさいなあと思っていたら、何も書けなくなりました。

それでは、8月9日の日記を始めます。

この日は静岡に行きました。

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鹿児島空港から富士山静岡空港行きの飛行機に乗るのですが、悪天候で着陸できないと、鹿児島空港に引き返すか、名古屋小牧空港に行くという、条件付き運行でした。まあ昨日の便も条件付き運行だったけどちゃんと目的地に着いていたので、今回も大丈夫だろうと、そう思っていました。

静岡付近まで

少し揺れて、シートベルト着用ランプが一時付いていたときもありましたが、基本的に静かでした。正直余裕ぶっ超えてました。ぜんぜん揺れないじゃ～ん。

シートベルト着用ランプが付く前に、トイレを済ませました。

着陸やり直し

シートベルト着用ランプが付き、静岡空港に近づいてくると、状況は一変しました。

ガタガタ揺れて、「おっやっぱり静岡に来ると揺れるな～」と思っていました。

10分くらい雲の中を降下していた飛行機でしたが、いよいよ富士山静岡空港が見え始めると、今までに経験したことないくらい、縦揺れが発生しました。

割とやばかったですが、突然エンジンの回転数が上がるような音が聞こえるとともに、飛行機が急上昇しました。

あっこれテレビで見たことがある。「着陸やり直し」だ。そう思いました。

おしっこがしたい！

ところで、私は先程トイレに行ったにも関わらず、おしっこに行きたくて堪らなくなりました。烏龍茶を飲んだのが悪いのと、多分緊張でトイレに行きたくなったのだと思います。

それに加えて、縦揺れが膀胱を刺激します。

膀胱に暴行…ｗ

……はい。

どうしても耐えられないと思い、シートベルト着用ランプが付いているのにも関わらず、シートベルトを外して、飛行機の後ろにある化粧室に駆け込もうとしたら、客室乗務員に止められました。

「あと15分で着陸するので、ここの席に座っていてください。」

最後列の席を指して乗務員の方はそう言いました。たまたま最後列の席は空席でした。そんなことはどうでも良くて、私は絶望していました。

はあ。

漏れそう。

着陸するまで15分耐えられたとして、着陸の衝撃で漏れそうだし、そもそも着陸の前のあのひどい縦揺れで漏れそう。

ああ、最後におしっこを漏らしたの、いつだっけ

そんなことを考えていると、余計におしっこがしたくなるので、慌てて窓を見る。

入道雲。

いつの間にか飛行機は雲の上まで上昇していました。雲の下の灰色の世界と違ってここには青空が広がっていて、入道雲がむくむくと成長しています。日光によって暖められた空気が上空へ昇って、空気の中に含まれていた水蒸気が冷やされて、水滴や氷の粒へと変化したものが積雲となって、その積雲がさらに発達したものが入道雲になります。一方その頃、私の尿意も上昇し、尿道には今にも発達した膀胱からおしっこが流れそうです。

あー何を考えているんだ、僕は。

そうだ、おしっこがしたい。

おしっこへ行こう。

あーおしっこがしたい。おしっこしたい。おしっこ、おしっこ……

人間の三大欲求はどう考えても睡眠欲・食欲・性欲じゃなくて、睡眠欲・食欲・排泄欲だろ。睡眠は一日一回。食事は一日三回。性欲は、人にもよるけど、まあ一日一回だとする。それに比べて排泄は一回のフライトで二回。以上のことより、排泄欲は睡眠欲より強い欲です（断言）。というか、寝る前におしっこしたくなったらおしっこするでしょ。尿意が睡眠欲に勝つことあるか？ましてや性欲が尿意に勝てるわけない。三大欲求を最初に考えた人は、きっとアイドルで生まれてから一度もトイレに行ったことがない人か、烏龍茶片手に飛行機に乗ったことが一度もない人だろう。

そんなこんなでくだらないことを考えて、必死で尿意を抑え込んで、 10分が経過したところで、乗務員の方が、トイレを開けてくれました。着陸予定時間が少し後ろにずれたのが理由です。九死に一生を得ました。

やっ↑たぜ。