12021-10-12
昨日(12021年10月12日)の日記です。
男女差別
え、男女差別 pic.twitter.com/SZAnEyQyy7
— にーくん (@NIIKUUN) 2021年10月11日
……というツイートがありましたが、 これは男女差別ではないと思います。
ここで重要なのは、
現状では男の子の方が機会にアクセスしやすい構造がある。 そういう意味で、女の子に対しては別の入り口を作ってあげる必要があると思っています
という部分です。 わざわざ太字で書かれていますね。
アンバランスな状態からバランスの取れた状態に持っていくには、 「弱い立場」に対して「何らかのハンデ」を作る必要があります。 今回の場合は「女の子」に対しては「別の入り口を作ってあげる」わけですね。 そして、これは差別ではありません。 さもなくば、区別した時点で差別になりかねません。
これは次の例がわかりやすいと思います。 あなたはある国の役人です。 その国は裕福な人と貧乏な人がいます。 裕福な人は貧乏な人よりもお金を稼ぎやすいので、 裕福な人はより裕福に、 貧乏な人はより貧乏になりやすいです。 あなたはその差を減らしたいと考えています。 そこで貧乏な人に対して生活保護などの社会福祉を作りました。
……それに対して「生活保護は裕福な人に対する差別では?」という意見が出るわけです。 人によってはその意見に対して怒りを覚えるかもしれません。
あくまで、 差をなくすためのものであって、 差をつくるためのものではないわけです。 差をつくるためのハンデは許されませんが、 差をなくすためのハンデは許されます。